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欧米で一般的に行なわれている手のひらの多汗症治療の一つとして、イオントフォレーシス療法と呼ばれている治療法があります。イオントフォレーシス療法というのは、発汗量の減少に関する研究の中で、液体の中に手のひらや足をつけておいて電気を流すことによって発汗が少なくなる効果がある、という結果が出たことから始まっています。
イオントフォレーシス療法の元となった研究は、今から70年以上も前のことなのですが、欧米を中心として一般的な手のひらや足の裏などの多汗症対策としていまだに根強く採用されているものです。もともと多汗症の研究としては水道水は使われていなかったようなのですが、その後汗っかきで悩んでいる人たちが様々試したのでしょうか、水道水を利用することでもほとんど変わらない効果を得ることができる、ということで、軽度の手のひらの多汗症ではイオントフォレーシス療法が多く採用されています。
比較的手のひらの多汗症で軽い症状の場合は、週に一回程度の治療によって、数ヶ月で多汗症が改善されていきます。症状が重い場合では、週に一回程度のイオントフォレーシス療法ではなかなか改善が見られないとのこと。このような場合には病院で別の治療法を試してみることになるでしょう。イオントフォレーシス療法は基本的に副作用などが少ないため、湿疹や水泡などが気になる人が多く利用しているという話も聞きます。